Webサイトは、住まいづくり・暮らしづくりと似ている。|機能設計篇

2015/09/05   カテゴリー:ホームページのイロハ

みなさん、こんにちは。
神戸のWebブランディング事務所「Six」(シックス)です。
「ブランディング&コミュニケーション」で、経営戦略として資産価値を高めるための
Webサイト制作(ホームページ作成)・Webデザインを企画から運用までトータルにプロデュースいたします。

《神戸、明石、芦屋、西宮、尼崎、加古川、姫路、加西、西脇、兵庫県各地、京阪神各地、お気軽にご相談下さい!!》

Webサイトを制作する準備にはいろんな段階があります。
常々、住まいづくりに凄く似てるなぁ〜と思っておりました。

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デベロッパー時代、メインは広報でしたが、思いっきり土地購入後の設計プランニングから、販売に関わる販促、企画、広告宣伝、お引き渡しまで携わっていました。
もちろん、各部署、専門家がいるので、専門部分はお任せですが、プランニング時から結構意見を取り入れてもらい、反映してもらってたから、一連の流れに都度関わっている立場です。

ということで、Webデザインの「情報設計」「機能設計」「デザイン」の3要素を、住まいづくりの視点でお伝えしたいと思います。
インターネットって、Webサイトって聞くだけでアレルギーなかたも、家づくり、暮らしに置き替えるとわかりやすいですよ。
今回は、「情報設計」に続き、「機能設計」篇です。

Webデザインをカタチづくる3要素。

Webサイト(ホームページ)は、かなり複雑にいろんな要素が組み合わさって出来上がっています。
1番簡単に、Webデザインの3要素がとても理解しやすいです。

◆ 情報設計
◆ 機能設計
◆ デザイン(ビジュアル)

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上記3つの組み合わせで、いろんなコンテンツの見せかたや、もちろん1番大切なWebサイトの目的を達成出来るか、役割を果たすことが出来るかが変わって来ます。

反響(問合せ)の増加を目的としている場合など、3要素がキチンとうまく組み合わさって機能していないと実現しません。

★ Webデザインをカタチづくる3要素が、キチンと相互的に機能出来ているか検証しましょう。

機能設計は、住まいづくりの仕様、導線設計に似ている。

Webサイトは、たくさんのコンテンツから出来上がります。
機能設計とひとくくりに言っても、いろんなことを含んでいます。

◆ 機能設計・・・ユーザビリティ、Webアクセシビリティ、適切なキーワード設定とHTMLコード、システム導入、
         各ブラウザ、各端末ごとにふさわしい設計とデザイン、SEO対策

上記のWebサイトの要素を「住まいづくり」に置き替えてみましょう。
所謂、マンションや戸建住宅と考えてみましょう。

◆ 住まいづくり・・・生活の導線設計、バリアフリー、建築基準法に則った構造条件をクリア、共通の住宅設備の仕様の選択、
            メンテナンスなど

住まいづくりでは、生活導線の設計は、とても大切な部分です。大きなマンションだと、玄関まわりのアプローチなどもあるでしょうし、家の中だとキッチンまわり、水廻り導線は、生活しやすさが求められます。
よくキッチンの横に水廻り(例えば、浴室や洗面室、洗濯パン)などを持って来ているのは、家事導線の効率を追求している一例です。

また、構造は、建物躯体(くたい)にとって大切なモノです。コンクリートの厚さや強度、断熱材や断熱材の厚さ、窓だとサッシの厚み、二重窓だったりとかね。二重床もメンテナンスに大切なキーワードになります。
戸建の基礎とかもわかりやすいですかね。構造に不安が残る建物には、住みませんよね。日本は、地震大国なので、耐震性など、特に重要なポイントだったりします。

あとわかりやすいのが、バリアフリーですね。
マンションなど個人の住まいがワンフロアに収まる場合、段差がない住まいづくりって大切です。戸建の場合も、高齢者向け住宅などは、配慮して設計されて、広告の謳い文句になっている場合もよく見かけることでしょう。

一定の決まったルールに則って、暮らしやすさの基準が明確であること、住まいの安全性や機能性が定まっていることが、快適な住まいの条件になるのです。

★ 住まいや暮らしの生活導線に配慮した設計・構造・仕様は、快適な暮らしに影響を与えます。

ユーザビリティやWebアクセシビリティは、暮らしの生活導線とバリアフリーに通じる。

よく住まいの紹介番組を見ると、それぞれの家族の暮らしに合わせて、生活導線を設計されています。

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◆ 主婦の家事導線を考慮して、キッチンの横の扉をすぐあけると、洗濯パンや洗面室、浴室に繋がっている。
◆ 洗濯パンのある扉の横から、すぐにベランダに出ることが叶い、洗濯物を干す導線に考慮してある。
◆ 小さな子どもがいる場合やペットの足洗いに配慮して、玄関や勝手口からすぐに浴室に直行できるような導線。
◆ 着替えをするクローゼットから、玄関へと繋がっていて、朝の身支度に無駄のない動きが出来る。

上記は、一部の例ですが、家族の暮らしを把握して、1番スムーズな動きで暮らしやすい、快適であることを考えて設計されています。

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これをWebサイト(ホームページ)に当てはめてみましょう。

ズバリ!ユーザーの「使いやすさ」「操作性」のことになります。
インターネットは、誰でも公平に情報を閲覧できることが、大切です。
もちろんWebサイト(ホームページ)の目的によって、多少閲覧端末の仕様やブラウザ対応も限定的な場合はありますけど、たいていはキチンと閲覧できることが必須になってきます。

Webサイト(ホームページ)は、最も迷いなくクリック出来て、操作性が単純であることが必要です。
さらに、階層は、深すぎず、知りたい情報にすぐに辿り着けることも大切です。
表面的に表れている分で、Webサイト(ホームページ)を訪問してかたには、共通認識として判断可能な箇所でしょう。

★ Webサイト(ホームページ)は、知りたい情報に快適に辿り着ける機能を叶えることが大切です。

Webサイトの骨組みは、細部にまでこだわったしっかりした構造の建築物とみなそう。

Webサイト(ホームページ)には、HTMLコード記述として見えない部分(裏側)もあります。
HTMLコード記述においても、細部にまで丁寧とわかりやすい記述が大切になってきます。
御社のWebサイト(ホームページ)は、ディスクリプション(Webサイトの概要文・説明文)や、キーワード設定、画像の説明まで対応してありますか??

細部のHTMLコード記述が、ぐちゃぐちゃな業者は、建物のコンクリートの中に何が入っているかわからない、または、柱をキチンと建ててあるか怪しいみたいなことと思ってください。
よく欠陥住宅とか悪徳リフォーム業者ってテレビで特集がありますよね。あれって、全部普段見えない屋根裏や床下のことを、素人にはわからないだろう〜ってことで、要らないことをしていたり、不必要や関係ないものを設置しているだけで、いかにも「リフォームに費用発生します〜。」みたいなことです。

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自分の住まいとなると、柱1本でも、コンクリートの基礎についても、一通り知識を得たり気になって現場を見に行ったりしますよね。

Webサイト(ホームページ)裏側の構造があるからこそ、表面に見えるデザイン(ビジュアル)も機能していると捉えることが大切です。構造についても、ごくごく基礎的なこと、成り立ちくらいは、理解しておきましょう。
HTMLコードが読めなくても、大丈夫です。Webサイト(ホームページ)の細部にまでこだわっているかは、ビジュアルのレイアウトの崩れやフォントの配置などで、丁寧なつくりであるかどうかは、判断出来るかと思います。

★ Webサイト(ホームページ)の裏側に隠れている細部の構造も大切です。

Webサイト(ホームページ)は、時代の変化とトレンドとともに進化させよう。

Webサイト(ホームページ)の世界が、住まいづくりのトレンドと逆行している点があります。

わたしが担当していた住まいは、「100年、3世代に渡って価値ある住まい。」や「夏は涼しく、冬は暖かい。」「北欧に学ぶ、資産価値を高める暮らしづくり。」ズバリ「北欧スタイルマンション」などのキーワードがありました。
住まいは、耐久性の向上を常に意識し目指しています。海外では、100年以上の住宅は当たり前でむしろ価値が高まります。
日本は、かつて「スクラップアンドビルド」の考えかたが大手中心にありましたが、最近は、出来る限り耐久年数が優れていることを念頭においた住宅造りが増えてきました。

そう、住宅購入は、一生に一度の大きな買物と言われるように、出来るだけ長く同じハコモノの中で長く暮らしたい希望が多いです。

一方、Webサイト(ホームページ)は、数年単位で、周囲の環境も流行も変わるために、それに対応して更新と改善しつづける必要があります。どのくらいの頻度と言われると、だいたい2、3年周期で、大きな変化が起こっています。
1番わかりやすいのが、スマホ対応とかでしょうかね。あとわかりやすいのが、Flashの衰退です。
時代の変化とともに、機能も全く変わって来ますので、定期的にメンテナンスしましょう。
PDCAを常にまわして、改善していくことが、大切でWebブランディングにつながります。

★ インターネットの世界は、変化のスピードが早いです。常に対応と改善を試みましょう。

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