『伝え、つむぐ、美』企業メッセージを伝える大切さ。

2013/11/02   カテゴリー:ブランディング

みなさん、こんにちは。
神戸のWebブランディング事務所「Six」(シックス)です。
「ブランディング&コミュニケーション」で、経営戦略として資産価値を高めるための
Webサイト制作(ホームページ作成)・Webデザインを企画から運用までトータルにプロデュースいたします。

《神戸、明石、芦屋、西宮、尼崎、加古川、姫路、加西、西脇、兵庫県各地、京阪神各地、お気軽にご相談下さい!!》

11月に入って、今年も残り2ヶ月。天気も気温もちょうど心地よい季節で、秋を堪能しています。

今回は、最初は、デザイン視点の色のお話、また企業のブランド色の「トーン&マナー」でご紹介しようかと準備していたのですが、
急遽内容を変更しまして、「資生堂」さんのWebサイト(ホームページ)の事例より、企業ブランディングとして、ご紹介します。

SNSとの連動で、日常の色の視覚化と捉えて遊べるコミュニケーションツール。

最初、紹介しようと準備していたのは、最近開設されたWebサイトとこちらのコンテンツです。

『こちら、銀座 資生堂 センデン部』

このWebサイトの中の「フロク」として、発表されているのが、中村勇吾さんが手がけられた、「 LIFE COLOR CLOCK 」です。

まずは、紹介ムービーをご覧ください。

『 LIFE COLOR CLOCK | 資生堂』

「 LIFE COLOR CLOCK 」は、FacebookやInstagramの写真から色を抽出し、
あなただけの色時計をつくるデジタルコンテンツです。
日々を彩る様々な色たちが、
一秒一秒よりあわされ、美しい時を紡ぎ出します。
あなたの毎日は、どんな色ですか?
(Webサイトより転載)

ーーーーーーーーーーーーーーーー

このコンテンツが紹介された時に、早速Facebookと連動させて遊んでしまいました。
私たちの過ごしている日常を色と捉えると、毎日まいにち、違った色で暮らしていることがわかります。

こちらは、とある日常の色。Facebookで、ライブ報告した写真なので、鮮やかな色となっています。

clock

少し残念なのは、Macの最新バージョンアップしたために、こちらのスクリーンセーバーを、ダウンロード出来ませんでした(泣)
このコンテンツは、SNSと連動することで、日常の暮らしの色を視覚化して遊べます。
企業が、生活者のかたの日常とコミュニケーションをはかるツールでもあります。
皆さんも、是非、「 LIFE COLOR CLOCK 」で遊んでみてください。

「あなたの毎日は、どんな色ですか?」 ( LIFE COLOR CLOCK )

紙媒体とWebサイトも同時に定期購読してもらうきっかけづくり。

先ほどの「 LIFE COLOR CLOCK 」で遊んでまして、最初、企業の「トーン&マナー」でご紹介しようと考えていましたので、
資生堂さんの「花椿」のロゴの由来について調べているところで、下記の特別Webサイトに辿りつきました。

『花椿 Website 』

資生堂さんの、企業文化誌「花椿」のスペシャルサイトとなります。

企業文化誌花椿資生堂

『花椿』の文化誌は、紙媒体で発行されていますが、Webサイト(ホームページ)には、プラスで、「WEB限定トピックス」があります。
” 本誌では掲載されていない花椿WEB限定で読める書き下ろし ” とあります。
このような発信の仕方は、『花椿』購読者のかたに向けて、紙媒体のみに留まらず、Webサイトも合わせて購読してもらえるきっかけづくりとなります。
記事コンテンツは、ブログのように最新情報が読みものとして更新されますので、最新情報に触れることが出来ます。

企業メッセージと生活者とのコミュニケーション企画を展開すること。

特別企画『12の顔』は、一般女性をモデルとした表紙を展開されています。

一般女性をモデルとした表紙企画「12の顔」が始まりました|「12の顔」|企業文化誌-花椿|資生堂

《伝えたいメッセージ》
2013年元旦、資生堂は年始の企業広告を展開しました。ビジュアルは女優の水原希子さんを
写真家の荒木経惟氏が撮りおろしたもので、水原さんの透明感に満ちた肌と笑顔を通じて、
自分から咲こうとする女性の凛とした美しさが表現されています。
また、キャッチコピーの「わたし、開花宣言」は、不透明な時代のなかで、まずは女性たちが
自分から美しくなろうと一歩を踏み出すことで、周りの人を笑顔にし、その積み重ねによって
世界は微笑みで満たされる、という思いを込めたコピーです。
資生堂は、美しく生きるために前向きにチャレンジされる女性たちを、さまざまな活動を
通じて応援していきたいと考えており、「12の顔」もその一環の企画として展開していきます。
( 12の顔 Webサイトページより転載)

ーーーーーーーーーーーーーーーー

2013年の取り組まれている資生堂さんの企画です。
以前は、化粧品=美しい女優さんが宣伝媒体として、展開することがわりと当たり前な感覚でした。
数年前より、資生堂さんのCMにも変化があり、今回の「12の顔」の企画のように、「ハリマドンナ」等、今現在を生き生き輝いている一般女性を採用され、表現されることが増えて来ています。
何より、化粧品を使って主役となるのは、生活者のかたであることが、表現されています。

インナーブランディングを整えることは、企業ブランディングとして大切な鍵である。

資生堂さんは、YouTubeに企業チャンネルを展開されています。
その中に、大変素敵な動画がありましたので、ご紹介します。

『伝え、つむぐ、美』篇

(動画が、貼れませんのでリンクでご覧ください。)

《化粧品五頌》
◆ 化粧は女の生活である
– 化粧は古来より女性の生活に息づいている –
◆ 化粧は女の性理である
– 化粧は女性にとっての天性のものである –
◆ 化粧は女の法悦である
– 化粧は女性にとって至福の悦びである –
◆ 化粧は女性にとって医療である
– 化粧は女性の健やかさに貢献するものである –
◆ 化粧は女の宿題である
– 化粧は美しくありたいと願う人々の永遠のテーマである –
(動画よりコピーを転載)

ーーーーーーーーーーーーーーーー

こちらの「資生堂の美を伝えてきたビューティーコンサルタント(BC)のものがたり。」の動画は、資生堂さんの社員さん向けに制作されたものです。
「教育」は、ひとつのキーワードです。教育により、お客様ひとりひとりに企業の想いを伝えるコミュニケーションやしぐさ、
化粧品という商品だけでなく、「美」を本質的に伝えることは、どのようなことなのか?
自分たちが「憧れブランド」として先陣をきって、創りあげること、社員同士が想いを共有すること、お客様との信頼を重ねること、
そして未来へ引き継いでいくことを意識されています。

企業ブランディングのひとつに、「インナーブランディング」があります。
インナーブランディングは、企業理念を理解し、社員一人ひとりが、「企業ブランド」を意識し、行動指針となることが大切で、
内部に向けての取り組みです。インナーブランディングを整えることは、外部に向けての発信にも変化が生まれます。
最も大切である「ひと」(社員)の発信と行動が、お客様に対して、企業ブランド価値を正しく伝えることに繋がります。

私たちは、通常は、企業のかたの理念や想いを生活者のかたに伝えること、外部に向けてのブランディングとコミュニケーションとしてのWebサイトを活用することのご提案と制作・運営のお手伝いをしています。

企業ブランドを体現するのは、ブランドに関わる全てのひとであり、様々なメディアやツールが存在しています。
Webサイト(ホームページ)もその中のツールのひとつで、企業の想いと表現が細部にまで宿っています。
今一度、皆さまも、自社のWebサイトを改めて、内部目線からも眺めてみましょう。
自社の強み「らしさ」は何なのか?生活者のかたとの信頼を築くコミュニケーションは、どのようなことがあるか?
自社のWebサイト(ホームページ)を誇りに思い、より想いを明確に伝えることが出来るだろうか?など、ひとつひとつ検証してみると良いかもしれません。

あなたのビジネスに最適なWebブランディング・Webデザインをお手伝い致します。まずは、現状の課題をお気軽にご相談ください。