『あまちゃん』と地域活性化とSIPS理論。

2013/09/28   カテゴリー:コミュニケーション

みなさん、こんにちは。
神戸のWebブランディング事務所「Six」(シックス)です。
「ブランディング&コミュニケーション」で、経営戦略として資産価値を高めるための
Webサイト制作(ホームページ制作)・Webデザインを企画から運用までトータルにプロデュースいたします。

《神戸、明石、芦屋、西宮、尼崎、加古川、姫路、加西、西脇、兵庫県各地、京阪神各地、お気軽にご相談下さい!!》

9月の最終週の週末です。そして、何より本日は、半年間続いたNHK朝の連続ドラマ『あまちゃん』の最終話でした。
思いっきりハマってしまっていた私たち。「じぇじぇじぇ〜。(‘ jjj ’)/」笑いあり、涙ありで、あまロス症候群にかかりそうです。

今回は、『あまちゃん』の魅力ともちろんそのテーマとコミュニケーションなどの分析を私たちらしく解釈して、ご紹介いたします。

スクリーンショット 2013-09-28 6.50.03

(NHK Webサイト(ホームページ)より画像転載させていただきました。)

宮藤官九郎さんの脚本は、いつも笑いあり涙ありで、史実のアレンジとフィクションで紡がれ、あらゆるところに伏線がはられており、お話が展開されました。
私たちが捉えたテーマとしては、「東日本大震災をいつまでも忘れずに。そして、東北を訪れよう。未来へ繋げよう。」
地域活性化と笑顔の原点は、“ ひと ” のコミュニケーションということではないかと。

『あまちゃん』を簡単に解説すると、震災があった2011年の東日本大震災の前後数年をまたいで、東日本大震災、北三陸鉄道、
北三陸、海女さん、アイドルなどなど多くの要素を盛り込んで展開されていきます。
まず、『あまちゃん』の北三陸編での中心になる「北三陸鉄道」と「地域」のお話。
こちらは、第3セクターのローカル線や、また周囲も、最北端でウニをとる海女さん実演、まめぶ汁などはあるものの、特に観光としてとびっきり目新しいものはありません。
特徴がないからこそ、地元を再発見して、その地域らしいイベントを企画したり、発信したことで、観光客が増加していきます。
「ミス北鉄」「お座敷列車」「ウニ丼」「海女カフェ」「潮騒のメモリーズ」etc…
ブームとなるきっかけは、「北三陸市観光協会ホームページ」でした。

田舎でも都会と対等に情報発信が出来るのが、ホームページです。
地域の強みをより上手に発信すると、それが魅力となり、地域活性化に繋がります。
またWebサイト(ホームページ)の発信において、これからの気にかけておくべきことをお伝えしますと、動画配信は大切になってくる要素を含んでおり、考えておくべきポイントです。

また、三陸鉄道の再開の実話などに合わせて、実話をアレンジした場面が多々登場する中からひとつ感動エピソードをご紹介します。
さかなくんと、「あまちゃん」ロケ地・久慈市との関係は、実際にあったもの。沿岸部にあった水族館「もぐりんぴあ」は津波被害で多くの魚が死滅しました。震災から5か月後、久慈駅近くで「まちなか水族館」として再開。
その際、さかなくんは、自宅で飼育しているサザナミフグなどの魚を40匹ほど寄付したそうです。
現在、まちなか水族館は無料見学できます。まだ施設も仮設で、十分に魚もいないのですが、もぐりんぴあは2014年の本格再開をめざしています。(教えていただいたかたのツイートを転載)

ココからは、『あまちゃん』の事例を元に、Webサイト制作や企画、デザイン、コミュニケーションの考えかたや構築の話にも展開していきましょう。

まず、デザインですが、良い記事がありましたので、是非ご一読ください。

『あまちゃん』のロゴデザインのお話。

デザインを起こす際は、必ず言葉を整理し、クリエイティブし、さらにその説明をすることが可能です。
これは、私たちが制作しているWebデザインでもグラフィックでも同じことです。

『あまちゃん』が、ヒットした要因は、コンテンツ(脚本・出演者・演出など)が素晴らしかったこともありますが、
それを加速させたことに、本編への導線や、そして波及効果がよりあったのではないでしょうか。

NHKさん側からも、放映にともない、Webサイト(ホームページ)が常に更新されていました。
例えば、アキちゃんのミサンガが切れるたびに、本数が変わっていましたね。もちろんコンテンツも随時追加されていました。
今流行りのLINEにも発信を取り入れたりと常にPRが素晴らしかったです。

line

こちらの一般視聴者の参加型の取組みは、地域活性化にひと役買っていますし、よりWebサイトの訪問者を増加させ、また波及効果を引き起こしています。

『全国あまちゃんマップ』― あなたの町おこしキャンペーン −

また、SNS(TwitterやFacebookページ)なども大きく影響しているかと思います。
Twitterでは、放映後、必ず皆さんが、その日の『あまちゃん』感想を書き込んでいました。
#あまちゃん(ハッシュタグ)で検索したら、多くの感想が出てきます。#ミズタクってのも、話題となったひとつですね。

コチラは、「岩手県知事の県政からみるあまちゃんまとめ」です。
放映後の夜に、その日のあらすじをイラスト化される「青木俊直」さんのFacebookページ

コミュニケーションの考えかたの「SIPS」に当てはめてみましょう。
sips
Sympathize (共感する) ▶   Identify (確認する) ▶   Participate(参加する)▶  Share & Spread (共有する・拡散する)

『あまちゃん』に共感したひとは、放映を観たこと、感想を、多くのSNSやブログ、媒体で情報を共有したり、拡散しています。
このことが、ますます『あまちゃん』人気を押し上げたことでしょう。
もちろん本編での、” 北鉄のミス” ユイちゃん目当てに鉄ヲタが殺到したり、海女カフェや海女姿のアキちゃんに会いにいくという場面も、このSIPS理論が当てはまります。

こちらも『あまちゃん』を視聴していたかたなら楽しめるCMなので合わせてご紹介。

『湘南にも』篇 ダイワハウスCM

このように、多くのことがリンクして相乗効果で、話題を拡散していったのです。
おかげで、CD売上げや、経済波及効果も抜群にありました。

私たちは、コンテンツの企画や、本質を掴んだ可視化のWebサイト制作と合わせて、そのWebサイト(ホームページ)のコミュニケーション、
Webサイト(ホームページ)をより活かす周辺の導線設計と構築も行い、ご提案いたします。
コミュニケーションの導線は、いろいろ存在します。
皆さまもWebサイト(ホームページ)本体のみに留まらず、周辺コミュニケーション導線を発見してくださいね。

あなたのビジネスに最適なWebブランディング・Webデザインをお手伝い致します。まずは、現状の課題をお気軽にご相談ください。