実録レポ!コンテンツマーケティングと、プレゼント選びのストーリー。

2015/05/16   カテゴリー:マーケティング

みなさん、こんにちは。
神戸のWebブランディング事務所「Six」(シックス)です。
「ブランディング&コミュニケーション」で、経営戦略として資産価値を高めるための
Webサイト制作(ホームページ作成)・Webデザインを企画から運用までトータルにプロデュースいたします。

《神戸、明石、芦屋、西宮、尼崎、加古川、姫路、加西、西脇、兵庫県各地、京阪神各地、お気軽にご相談下さい!!》

5月なのに台風がやって来て、なんだか慌ただしく過ぎた春から一気に初夏モードに突入している感じです。

さて、5月13日は、デザイナーの誕生日でした。
今回は、プレゼント選びのストーリーをご紹介します。
「身内ネタかよ!?」と思われるかもしれませんが、リアルな体験レポートです。
そして、今話題の「コンテンツマーケティング」にふれてみたいと思います。

最近、特に関東は「コンテンツマーケティング」がにぎわっているわけですが、一般のかたは「それって何??」な感じでしょう。
関西で、「コンテンツマーケティング?」って初めて聞くなぁ〜って皆さま、とっても大切なことですよ。

hatena

実際の体験レポートとして、生活者目線(ユーザー目線)を多めに「コンテンツマーケティング」をお届けします。
最後に企業の運用視点で解説いたします。

プレゼント選びは、マーケティングと似ている。

5月13日は、デザイナーの誕生日でした。
わたしの誕生日が4月なので、既にプレゼントを貰ってました〜。
さーて、ココからお悩み突入ですね。
「デザイナーへのプレゼント、どうしよう??」

これまでの傾向から、わたしのプレゼント選びは、「お酒」が入ると思っていたかも〜。
あと、以前「それ、何??」と画像を貰ってたので、「体脂肪が測れ、iPhoneアプリと連動した体重計」と予測していたのではないかなと思います。チッチッチッ。今回は、実用性も兼ねているプレゼント選びは、もちろん念頭にいれてましたが、もっと違うモノを考えてました。

プレゼント選びは、皆さんどうされていますか??
ポイントとしては、以下の点が、挙げられるかと思います。
もちろん1番良いのは、渡す相手に欲しいモノをズバリ聞くことが、失敗がないですよ。

【1】 最近欲しいなと望んでいるモノ
【2】 喜んでもらえるモノ
【3】 予算
【4】 サプライズ感

【1】【2】は、プレゼント選びの基本のキです。
【3】【4】は、どちらかというとプレゼントする側の事情と勝手な想いです。(笑)

ターゲットに響く最適なモノを選ぶための準備、マーケティングととても似ているかもしれません。
リサーチ、リサーチ。。。分析、分析。。。
今回は実はあまりリサーチしませんでした。(笑)
まぁぶっちゃけ言うと、昨年は本当に何を贈るか悩んだけど、今年は、商品というか先にお店をほぼ決めていました。

macbook

何をプレゼントしたのか??皆さん、気になるところでしょうが、具体的なモノはひとまず内緒にしておきます。
「革製品、皮小物」とだけお伝えしておきます!(ご了承ください。)
購入したお店は、「土屋鞄製造所」さんです。

土屋鞄製造所

★ プレゼント選びは、マーケティング知識を駆使する日常のひとコマかもしれません。

「土屋鞄製造所」さんとの出会いとファンになるまで。

ココから、わたしの「土屋鞄製造所」さんとの出会いと心の変化をお伝えしていきたいと思います。

実は、わたしは「土屋鞄製造所」さんは、最近まで知りませんでした。
たぶん知ったのは、3年前くらいだと思います。
きっかけは、「土屋鞄のランドセル」です。最初のリーチは、Facebookの広告です。

わたしは、Facebookもかなり早い段階で始めていましたが、基本広告が流れて来ても、むやみに「いいね!」を押しません。
当時、Facebookページの優良事例として、「土屋鞄のランドセル」が良く紹介されていたので、ようやく押した記憶があります。
Facebookページの広告として、とても目にしている感覚はあったかなぁ〜。
ランドセルはわたしの興味対象外ですので、本体の「土屋鞄製造所」さんに興味を持つようになりました。

Facebookページから興味を持って、Webサイト(ホームページ)を訪問して拝見することになりました。
「土屋鞄製造所」さんのWebサイトは、とても素晴らしく、コンテンツの内容がしっかりしています。
職人さんの手仕事の丁寧さ、製品が出来上がるまでのストーリー、アフターフォローなど、いろんなコンテンツが本当に丁寧に、また細部にまで精度高く制作されていることに共感と、感動を覚えました。オリジナリティと「土屋鞄らしさ」があり、他社製品より、圧倒的に高品質な印象を受けました。

わたしは、仕事柄必要なこともありますが、販促物も欲しくなって来ました。
(現在は、Webプランナーですが、以前は、紙媒体も担当していました。)
過去2回オーダーして、昨年の冬号と今年の春・夏のパンフレットを送っていただきました。
tsuchiyabook
そして、ついにはメルマガも購読するようになります。この辺はわりと最近で、半年くらいかなと思います。
(このあたりは、過去のブログ記事をご覧いただくとお分かりかと思います。)
つまり、Webサイト、Facebookページ、販促物、メルマガ、ひっくるめていろんなコンテンツと現時点も継続して触れています。

完璧に「土屋鞄製造所」さんのファンとなっていきました!

★ 企業との最初の出会いは、日常生活において、いろんなパターンが存在している。

実店舗に行って、見て、触れてのプレゼント選び。

デザイナーのプレゼントの皮小物もなんとなく決めていて、お店の選択肢として「土屋鞄製造所」さんが第一候補でした。

デザイナーの趣味から言うと、「COMME des GARÇONS.」(コム・デ・ギャルソン)が、きっと1番大当たりで、失敗がないのはわかっていました。第二候補は、「Paul Smith」とかのブランドとか「藤巻百貨店」「中川政七商店」あたりが漠然と頭の中にありましたが、今回は他の商品は一切調べませんでした。

ということで、迷わず「土屋鞄製造所」さんの何かを購入することに決定!!

最初は、ネットショップでいろいろ見て、比較検討しておりました。
ざっくりとその時点で、「これがいいかなぁ。」と商品を決めていて、ネットショップで購入することも考えてました。既にWebサイトで、品質の良さなどは、理解しているので、ネットショップ購入もそんなに不安はなかったのもあります。
ただやっぱり初めてのお店なので、実際に実店舗に行って、商品のサイズや素材を見てから決めることにしました。単にお店に行ってみたかったとも言えるけど。。。

カムフラージュな予定を仕事の共有カレンダーに入れ、いざ実店舗へレッツゴー!!
(友達とランチで愉しむ日と認識してもらってた。カムフラージュが成功していたかどうかは知らんけど。。。)
決行日は、5月1日(金)。クライアントさんは、29日からGW休みに入っており、連絡は来ません。

当日は、とても良い天気で、「土屋鞄製造所」神戸店まで、トアロードの坂をのぼると結構暑かったです。
お店にやっと到着しました〜。
tsuchiya
店内に入って、迷わず目指していた皮小物の元へ。
「あ〜、れ〜、商品がないっ!?」
わたしが、事前にネットショップであらかた決めていた商品は、神戸店では残念ながら取り扱っていませんでした。。。ガーン!?
新商品だったのもあるのですが。。。

ネットショップで決めていた商品は、やはりサイズと、皮の素材感がわからないので、諦めました。神戸店で取り扱っていて実物がある商品の中から決めることに急遽変更。

皮小物の中で、絞った2点から迷いまくりました。片方は、素材とカタチとサイズは理想だったのですが、茶色だったんですよね。(他店には、黒があったようですが、お取り寄せはいつになるかわかりません。)
もう1つは、飾り付きです。色は、黒と決めていたので、店頭展示されていた分の色違いとして、在庫から出していただきました。
店員さんに相談したり、違う商品を見て気分をリセットしたり。
わたしが悩みに悩んでいる間、神奈川県から来たお客さんや、ご夫婦、若い男の子など3人くらい買って先に帰って行きました。

最後、「個性的だから大丈夫」という根拠のない言い訳もありつつ、黒の皮小物のプレゼントを購入しました〜。
同じ商品でもうひとつ在庫があったので、店員さんが「どちらにしますか??」と皮の模様を見せてくださって、さっきまで店頭で自分が検討してたのと違うコを購入。綺麗にラッピングして貰い、目的達成しました!!
実際に紙袋なども拝見したので、大満足です。パンフレットも皮のお手入れ方法が載っているので、入れてくださいましたよ。

まだ、わたしは2回目の購入に至っていないので、リピーターではないですが、このブログに書いている時点で、口コミやソーシャルメディアには発信をするロイヤルカスタマーには育っているかと思います。(笑)
「土屋鞄製造所」さんから見れば、わたしのようなイチ見込み顧客が、購買に至る顧客に育つまで、約3年以上の月日を要したことになります。

わたし視点から伝えると、仕事柄もありますが、Webサイト(ホームページ)の品質や制作物の細部の出来などのチェックは、かなり厳しいほうです。
もし「土屋鞄製造所」さんのような良質で、細部にいたるまで丁寧な制作物の上質なコンテンツにふれていなかったら、安易な感じで、ネーミングだけ有名だったりするブランド品を選んでいたかと思います。

★ ロイヤルカスタマーになるまで、長期間を要することは、ふつうです。

トリプルメディアを戦略的に活用することが大切です。

デザイナーにプレゼントを贈ったところ、喜んで貰えました!サプライズも成功♬
残念ながら、このブログを書くことは、全く予想してなかったので、プレゼントの写真等は撮っていないのが心残り。。。

ココから、具体的に「コンテンツマーケティング」について落とし込んでみたいと思います。

わたしは、「土屋鞄製造所」さんの「オウンドメディア(owned media)」であるWebサイト、ブログ、冊子、メルマガで十分といってよいほど、良質なコンテンツ体験をしています。
そして、「アーンドメディア(earned media)」であるFacebookページを日常から読んでいたり、「ペイドメディア(paid media)」の広告がきっかけで、トリプルメディア全てを体験するようになったと言えます。

「コンテンツマーケティング」は、生活者に見つけてもらうことから始め、良質のコンテンツを継続して発信し続けることで、生活者との信頼関係を徐々に築きあがることが大切なミッションです。
企業は、最終的に生活者に行動してもらう、選んでもらう、購入してもらうことに繋がる有益な情報をコンテンツを生産と運用しなくてはなりません。体験価値、ベネフィットを伝え、理解してもらえるコンテンツが重要となってきます。その為に、PDCAを繰り返し、コンテンツを改善し続けましょう。

media

◆ オウンドメディア(owned media)

自社発信のメディア。自社の品質の高いコンテンツを発信することで、「理解を促す」ことを目指します。

・Webサイト(ホームページ)
・ECサイト
・ブログ
・自社発行の冊子
・メルマガ
 etc・・・

◆ アーンドメディア(earned media)

SNSなど、口コミ効果を狙ったバイラルマーケティングに活用されるメディア。
企業と生活者の比較的緩やかなコミュニケーションをはかることで、「共感を得る」ことを目指します。

・Facebookページ
・Twitter
・Instagram   
 etc・・・

◆ ペイドメディア(paid media)

広告枠を購入するメディア。費用をかけることで、広く認知と「関心・興味をひく」ことを目指します。

・マス4媒体広告
・リスティング広告
・アフィリエイト  
 etc・・・

上記を上手に活用しないと最大限の効果をあげることは困難です。
良質なコンテンツを制作すること、トーン&マナーを揃えて運用していくことは絶対条件ですが、外部連携のコンタクトポイントをうまく相互作用させましょう。

企業がメディア戦略を考える時に利用する3つのマーケティングチャネルである、オウンドメディア(owned media)、アーンドメディア(earned media)、ペイドメディア(paid media)を整理したフレームワークをトータルに活用する必要があります。

★ 「コンテンツマーケティング」と合わせて、トリプルメディアを戦略的に運用しましょう。

広告展開も上手に取り入れ、認知の拡大をはかられています。

土屋鞄製造所」さんの「オウンドメディア(owned media)」は、ぜひ訪問してみてくださいね。また、「アーンドメディア(earned media)」と「ペイドメディア(paid media)」を継続して活用されています。

「土屋鞄製造所」さんのInstagram(インスタグラム)は、写真だけでも、ストーリー体験出来てとても楽しいです。
気になるかたは、フォローしてみてくださいね。
ECサイトなどを運営されているかたは、写真だけで魅せること、ストーリーを伝える、想起させる撮りかたなどもとても参考になると思います。

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Instagram(インスタグラム)は、近いうちに広告表示を開始します。

insta

「土屋鞄製造所」さんは、Instagramの広告配信を予定されています。
Instagram、インフィード型広告の配信を開始

Facebookページは、現在も広告を継続して配信されています。

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Facebookページでは、企業は、生活者とコミュニケーションをはかりつつ、自社の魅力を上手に伝えましょう。

企業の皆さま、ECサイトを運営されているかたへ。
今回のわたしのリアルなプレゼント選びで、顧客の購入に至るまでココロが動くストーリーを読んで、自社の事業の戦略として、何かヒントになりましたか??あくまでも一例なので、「コンテンツマーケティング」を考えるきっかけとなれば幸いです。
ぜひ、自社の事業とコンテンツを見つめ直して、良質のコンテンツとは何か??を考え、運用してみてくださいね。

★ 費用対効果を考えつつ、一定の広告費用をかけることも大切です。

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