魅せることで伝わる。クオリティの高さを追求することの大切さ。
みなさん、こんにちは。
神戸のWebブランディング事務所「Six」(シックス)です。
「ブランディング&コミュニケーション」で、経営戦略として資産価値を高めるための
Webサイト制作(ホームページ作成)・Webデザインを企画から運用までトータルにプロデュースいたします。
《神戸、明石、芦屋、西宮、尼崎、加古川、姫路、加西、西脇、兵庫県各地、京阪神各地、お気軽にご相談下さい!!》
週一ブログですが、いつも「どこからネタを考えているのか??」と聴かれます。
もちろん、愛読している本などから得た情報がキーワードとなっていることもありますが、たいていはそこからそのまま紹介する訳ではありません。稀に事例が重なる場合もありますが。。。
日々情報をインプットしている中から、独自路線で見つけるか、キーワードに合致するなというところから始め、事例が重なった場合は、違う角度から分析することを考えます。なので、いつもブログ記事を書いている途中で、内容が変更になることはよくあります。
今回もソーシャルメディアで流れて来た情報から偶然ゲットしました。
学生時代、京都市内の五条坂に住んでいました。
清水坂を上れば、すぐに清水さんに着くという立地でしたので、本当に近くでした。
日本には、由緒ある建築物や観光名所がたくさんあります。
本当にざっくりと検索かけた感じでは、あまりWebサイトにキチンと時間や予算、労力をかけて運営している印象がなかったです。
ナント!!もったいない。
今回は、「清水寺」さんのWebサイトをブランディング視点でご紹介します。
写真のクオリティの高さを追求した「清水寺」さんの日常の様子。
きっかけは、「清水寺さんのInstagramが本気(マジ)すぎる」みたいなWeb情報サイトの記事です。
実際、すぐにInstagram(インスタグラム)を訪問してみたところ、本当に写真が素晴らしく、速攻フォローしました。
「清水寺」さんが、懐かしいというだけでなく、写真としてもクオリティの高さが素晴らしく、常に拝見したいと思ったからです。
音羽山 清水寺|Kiyomizu-dera This is the official Instagram site for Kiyomizu-dera temple, Japan.
清水寺のオフィシャルアカウントです。 出会いと発見をテーマに清水寺の”今”を紹介していきます。
Official Tumblr for Kiyomizu-dera http://feel-kiyomizudera.tumblr.com
(Instagramの説明より転載)
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また、写真を拝見すると、僧侶の姿など日常風景もたくさん掲載されていますので、普段観光しただけでは見ることが出来ない
部分を、写真を通して体験出来ます。
Instagramは、皆さん、写真を撮られて、比較的Facebookなどと連携して活用しておられるのではないですか。
“Instagram、月間ユーザー3億人を達成―ついにTwitterを追い越す”の「TechCrunch」さんの記事にもあるように、
日本でも使っておられるかたが多いでしょう。
写真のクオリティの高さは、それだけで、Webブランディングの要素のひとつの役割を果たしています。
「清水寺」さんのInstagram写真を、ご覧いただいただけで、ファンになることでしょう。
★ 写真のクオリティの高さは、Webブランディングの大切な要素です。
品格を感じられる「清水寺」さんの特設Webサイト。
JR東海さんの「そうだ 京都、行こう。」の広告やCMは、何十年も続いているシリーズ広告です。
やはり写真の良さとコピーが他と比べて圧倒的に秀逸であることは、皆さまも周知の事実でしょう。
それと似た感情を持つWebサイトがありました。
「清水寺」さんの「清水へ参る道」という特設Webサイトを訪問しました。
「清水へ参る道」
こちらもInstagramと同じく、写真のクオリティの高さを感じるとともに、ロングページで、いろんな角度のコンテンツが展開されています。
(上記の画像は、途中までですので、ぜひ本体のWebサイトでご覧ください。)
上記は、トップページから訪問した時のメイン画像の切り替えスライド写真の一部です。
コピーが、流れ、その後の写真スライドの感覚も心地よく、ついつい見入ってしまいます。
メイン画像をクリックしてからは、ロングページの1番上部にさらに切り替えの画像を設置してあります。
こちらも同じコピーなのに、写真が変わることによって、写真集のように、季節の風景なども含めて、いろんなストーリーを体感出来ます。
「そうだ 京都、行こう。」のように、コピーもあって、写真だけよりもさらに伝わることがたくさんあります。
ロングページをスクロールすると、各コンテンツには、動画での表現も合わせて公開されていますので、躍動感なども伝わってきます。
全体的に、明朝体のフォントだったり、画像上のコピーは、縦書きで表現してあることなど、「清水寺」さんらしさを表現してあり、
見た目的にもトーン&マナーが揃っています。
大きくコンテンツは、
◆ 「感じる清水寺」
◆ 「読む清水寺」
◆ 「観る清水寺」
とカテゴリー分けされていて、情報が端的となっています。
写真と情報の配置の仕方、伝えかたとして、とても品格を感じられるWebサイトと言えるでしょう。
ちなみに「観る清水寺」は、tumble(タンブラー)となっています。
日本では、まだtumble(タンブラー)は、馴染みが薄いですが、海外ではよく使われているマイクロブログサービスです。
Webサイトだけでなく、フリーペーパーとして、紙媒体の販促物の展開もキチンと配慮されています。
PDFでダウンロードして、冊子として携帯出来ますので、実際に観光に行く際や、本のようにして読みたいかたには、
ありがたいサービスです。
写真として魅せること、また言葉として、「清水寺」さんらしさのこだわりを細部にまで感じるWebサイトです。
★ 全体的にトーン&マナーが揃った品格のあるWebサイトは、生活者に安心感ややすらぎ、信頼感を与える。
ハブ化の役割を果たす本体のWebサイトが、最も大切な運営基盤です。
上記2つで、「清水寺」さんの特設Webサイト(特設ホームページ)と外部連携をご紹介しましたが、本体のWebサイトも気になりますよね。
そこで、もちろん訪問してみました。
「音羽山 清水寺」
本体Webサイトは、情報とあらゆるコンテンツのハブ的役割を果たしています。
観光地としての特性をキチンと認識されているので、英語、中国語、韓国語まで配慮されています。
情報設計もキチンとされていて、他のオリジナルコンテンツとともに、やはりトーン&マナーが揃っていることをメインのWebサイトで実感出来ますね。
また、外部連携として、観光名所は、周辺環境もひっくるめて大切であることが理解していただけるかと思います。
周りのお店も紹介してあり、「清水寺」さんを一緒に盛り上げているように感じます。
「清水寺門前会」
ちなみに、「店舗紹介」である「梅山堂」さん、学生時代に単発のバイトに行ったように記憶しています(笑)
観光名所として、メインのところだけを充実させるのはもちろんですが、周辺環境も合わせて整備することが、
街づくりでも大切なことでしょう。
Webサイトも同じです。
メインの「核」となる本体Webサイト(ホームページ)の品質の良さを追求したならば、外部連携も全部トーンを揃えることが大切です。
Webブランディングは、ひとつのことだけでは成立しません。
紙媒体のパンフレットやロゴも同様、店舗だとインテリアや、包装、接客など全てをトータルしてブランディングしていく必要があります。
Webサイトは、全世界公開です。
インターネット環境さえ整えば、あらゆるひとが、あらゆる方法で、Webサイトを訪問することが可能です。
「清水寺」さんのWebサイト(ホームページ)は、品質の良さもありますが、ぜひ一度現地を訪れてみたい、世界に自慢出来るなど、
参考に出来る点が凝縮しています。
観光に行く前に、Webサイトで情報を調べること、現地を訪問するかの比較をしたりします。つまり入場者数などに影響します。
生活者の行動や購入においても、Webサイトの品質によって、ある程度の判断をします。
ぜひ、ご自身のWebサイトを検証してみましょう。
★ Webブランディングは、一朝一夕には叶うものではありません。
全てを俯瞰して適切なデザインとコンテンツ展開、運営が必要です。
デザイナーの頭の中 〜気になるブックマーク〜
不定期更新の「デザイナーの頭の中 〜気になるブックマーク〜」です。
結構スタイリッシュなWebサイトをご紹介することが多かったのですが、今回はガラリと印象が変わります。
ナント!!ももクロ〜。
目薬の「参天製薬」さんとももクロのキャンペーンサイトです。
Webサイトは、パララックスでロングページで、最新技術だったりします。
色もカラフルで、大胆な配置やフォントづかいです。
Six pick up ! ココロが動いた優れものMemo。【Vol.1】
不定期更新で、その都度、「素敵だな。」と思ったり、感動したり、ココロが動いた、広告関係からゲットした
最新情報をお届けします。
毎回、新作が出るたびにご紹介していますが、「ルミネ」さんのシリーズ広告です。
恋は奇跡。愛は意思。
春は出会いの季節でもあります。奇跡と思える出会いを、わたしたちは恋と呼ぶのかも知れません。
そしてその関係を育てていくのには意思が必要。偶然の出会いの中にも、確かな自分の意思をもって前に進む。
そんなことを考えてコピーを書いています。
(コピーライター/尾形真理子)
(Webサイトより転載)
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いつも素敵ですよね。
今回は、10年目に入ったそうです。
クオリティ高く、また継続することは、とても大変です。
シリーズ広告展開されているルミネさんと、JR東海さんの「そうだ 京都、行こう。」とともにグラフィックとコピー、CMなどは、
いつも新作が待ち遠しく、目からもココロからも愉しませてくれます。
次回もお楽しみに♬