情緒的価値と機能的価値をバランス良く伝えるコンテンツ。

2014/11/15   カテゴリー:ブランディング

みなさん、こんにちは。
神戸のWebブランディング事務所「Six」(シックス)です。
「ブランディング&コミュニケーション」で、経営戦略として資産価値を高めるための
Webサイト制作(ホームページ作成)・Webデザインを企画から運用までトータルにプロデュースいたします。

《神戸、明石、芦屋、西宮、尼崎、加古川、姫路、加西、西脇、兵庫県各地、京阪神各地、お気軽にご相談下さい!!》

一気に寒くなりましたね。
もう冬到来な感じで、ついに暖房器具も出しました。

最近、若者のクルマ離れが進んでいるようですね。
今回は、クルマのブランドとして、革新的な広告展開をされて、話題となりました。
広告の第2弾が、発表になりましたので、Webサイト(ホームページ)のブランディングやデザインの視点からご紹介します。

「斜めグリッドデザイン」が、熱くなってきた!

クルマ離れが加速している中、クルマの広告や伝えかたの展開もある時をきっかけに変化しました。
最近では、『情緒的価値』=商品やサービスを使うことで得られる心理的な満足感、ベネフィット(長所、恩恵、利益)を伝えることが必要になってきています。

高級車ブランドとして皆さんもよくご存知の『メルセデス・ベンツ日本』さんの特設Webサイトをご紹介します。

The new GLA|メルセデス・ベンツ日本

ThenewGLA

まずは、ビジュアルデザインの面で、一瞬で新感覚な気持ちを持ったり、斬新で大胆なレイアウトの印象を受けますよね。
皆さん、どの辺りのデザインを指しているか気づかれましたか??

これまで、時々不定期更新の「デザイナーの頭の中 〜気になるブックマーク〜」でも数作品ご紹介していましたが、
「斜めグリッドデザイン」のことを指していることは、敢えて伏せてました。
実は、海外のトレンドとして、また日本でも続々登場し始め、上記のような「斜めグリッドデザイン」のWebサイトを
よく見かけます。

【「斜めグリッドデザイン」の特徴】
◆ 画像のトリミング(切り抜き)が、斜めカット
◆ 斜めで切り取った画像やグリッドの組み合わせ(格子)やレイアウト
◆ 「 / (斜線)」の区切り線や飾り枠、あしらい
がポイントです。

まだ日本でも「斜めグリッドデザイン」を採りいれている業種としては、ファッション、デザイン、雑誌、美容、自動車業界が
多いのが現状ですが、徐々に拡がりつつあります。

「斜めグリッドデザイン」は、キーワードとして「シャープ」「スタイリッシュ」「お洒落感」「斬新」「革新的」「新感覚」なWebサイトを表現したい時は、ポイントであり、要チェックです!

私たちも「斜めグリッドデザイン」を表現したりしますが、クライアントさんによっては、これまでのWebサイト(ホームページ)のレイアウトや印象が根強く残っている場合など、まだ抵抗感があるかたも多いかもしれません。
最新トレンドのデザインと品質を兼ねて、お客様にアプローチしたいかた、伝えたいかたなどは、ご相談ください。

★ 「斜めグリッドデザイン」は、最新のトレンドデザインとして定着しつつあります。

「The new GLA」の「機能的価値」を伝える単体コンテンツ。

自動車購入の際の判断は、これまでは、「品質」「性能」が、購入する指針となることが多いかと思います。
The new GLAとしては、Webサイト構造(ホームページ構造)としてじっくりURLを見てみると、
「 http://go-gla.jp/gla/ 」
となっています。
商品の性能、スペックを謳っているコンテンツが、特設Webサイト内(特設ホームページ内)より、階層を別にして展開されているのがわかるかと思います。

「機能的価値」=商品そのものが提供出来る価値(品質、性能、スペック等)を伝えるコンテンツを完全に分けてあります。
生活者が「The new GLA」を購入して得られる「機能的ベネフィット」を集約した単体コンテンツと言えるでしょう。

The new GLAスペシャルサイト|メルセデス・ベンツ日本

Thenewgla2

全画面の背景の上に、グリッドによっては、製品の背景を透過させていたり、ハッキリ見せたい場合は、白地のグリッド内に収めるなどのレイアウトデザインしてあります。
「斜めグリッドデザイン」もとても印象的ですよね。

また、メルセデス・ベンツさんの「 The new GLA 」の性能を伝えるオリジナルストーリーの動画も、ダイナミックな演出で、
大変見応えがあります。

【 The new GLA ハイライトムービー】

Webサイト(ホームページ)全体のフォントも「明朝体」を使うことで、「 The new GLA 」の高級感を表現し、トーン&マナーが整っています。
製品・商品・サービス面の「機能的価値」を伝えるコンテンツは、検索で入って来られたかたに、すぐに情報が見つけられて
問題を解決出来るように、カテゴリーごとにわかりやすく表現することが大切です。

★ 「機能的価値」として、商品・製品・サービスなどの情報設計を端的に表現し、
   生活者が問題解決しやすいように、わかりやすく伝えましょう。

「情緒的価値」と「エンタテインメント」を魅力的に伝える特設Webサイト。

先ほどの「機能的価値」と相対的に展開しているのが、「The new GLA」の特設Webサイトです。
「情緒的価値」(情緒的ベネフィット)やエンタテインメントを表現したコンテンツとなっています。

「情緒的価値」=その商品を持つ(使う)ことで得られる心理的価値。
        または、製品やサービスに対するイメージ(「ブランドイメージ」)
「情緒的ベネフィット」=生活者が購入して得られる経験や体験

The new GLA|メルセデス・ベンツ日本

メインコンテンツとして、生活者のかたに実際に試乗していただいた体験レポートなどを展開されています。

The new GLA試乗会体験レポート

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実際に試乗体験されたのを、写真とどのようなシチュエーションかが時系列になっていますので、とてもわかりやすいです。

全国各地でいろんなリアルイベントを開催されていて、レポート報告をコンテンツ展開されています。

レポート|Mercedrs-Benz LIVE!|メルセデス・ベンツ日本

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体験レポートは、、Webサイト(ホームページ)を訪問したかたに、自分に体験を置き換えてもらえたり、生の声として伝わりやすくなります。

GLAドリームプロジェクトレポート|Mercedrs-Benz LIVE!|メルセデス・ベンツ日本

livetravel

企画の中には、GLAドリームプロジェクでロングドライブ「大人の遠足」銘打って、一般公募から選ばれたかたの体験もあります。
これは、大人でしか体験出来ない夢のプロジェクトで、大人としての醍醐味ですね。
「The new GLA」の試乗して得られる体験(情緒的ベネフィット)のワクワク感、愉しみ、魅力が伝わります。

Webブランディングとして、「情緒的価値」+「機能的価値」を伝えることが、とても大切になってきています。
他社と差別化を明確にしていきたい場合は、ぜひ「情緒的価値(情緒的ベネフィット)」を伝えるコンテンツ展開に
取り組みましょう。

★ 「情緒的価値(情緒的ベネフィット)」の体験を企画し、HAPPYな感情を伝えること。
★ Webブランディングとして、「情緒的価値」+「機能的価値」をバランス良くコンテンツ展開しましょう。

エンタテインメントコンテンツで、生活者をワクワクさせること。

「メルセデス・ベンツ日本」さんのCMで、思いがけないコラボが実現し、驚いたひとも多いのではないでしょうか!?
私たちもビックリした広告展開でした。
これまで、高級感のイメージが強かったベンツさんが、革新的な取り組みにチャレンジされたなと、ガツンとやられましたね。
また、同時に日本のアニメやゲームなどのソフトウェアのコンテンツの世界への躍進と未来への可能性を感じた瞬間でもあります。

GLA×マリオ コラボレーションアーカイブ|メルセデス・ベンツ日本

mario

今回の特設Webサイトでは、新作が出ていましたので、ご紹介します。
「 GLA 180 」のCMとして、任天堂「スーパーマリオブラザーズ」とGLAがコラボレーショ­ンした「GO!GLA」篇第2弾です。

【「 GO!GLA ルイージ」篇】

「 GO!GLA ピーチ」篇も特設Webサイト(特設ホームページ)では、展開していますので、ぜひご覧ください。

エンタテインメントコンテンツがあることで、これまでの顧客層から新しい顧客を開拓することが可能になります。
広告だけに留まらず、Webサイト内(ホームページ内)だけでも、また動画を活用などして、エンタテインメントコンテンツを展開してみましょう。

★ エンタテインメントコンテンツで、Webサイト(ホームページ)訪問者に期待感を届けましょう。

Six pick up ! ココロが動いた優れものMemo。

不定期更新で、その都度、「素敵だな。」と思ったり、感動したり、ココロが動いた、広告関係からゲットした
最新情報をお届けします。

新作が出るたびにご紹介しているシリーズ広告です。
クリスマスを迎えるワクワク感を上質なビジュアルとコピーで、クリエイティブされています。

ルミネ広告の舞台裏

santa

寝顔までキスをくれる人が
きっとサンタクロースなの

(Webサイトより転載)

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2つ目は、「OK Go」さんのミュージックビデオです。
実は、発表になった10月27日には、動画全部を観ていて、しかもTwitterでリツイートしていたのにも関わらず、
グラミー賞などを受賞しているアーティストだと、つい最近知りました(笑)
「森の木琴」を手がけられた原野守弘さんの作品です。
日本で撮影され、前編ワンカメラで撮影されている凄い作品ですので、ぜひどうぞ!!

【 OK Go – I Won’t Let You Down – Official Video 】

次回もお楽しみに♬

あなたのビジネスに最適なWebブランディング・Webデザインをお手伝い致します。まずは、現状の課題をお気軽にご相談ください。