グッドデザイン賞を受賞した価値共創コミュニティ。

2014/10/04   カテゴリー:マーケティング

みなさん、こんにちは。
神戸のWebブランディング事務所「Six」(シックス)です。
「ブランディング&コミュニケーション」で、経営戦略として資産価値を高めるための
Webサイト制作(ホームページ作成)・Webデザインを企画から運用までトータルにプロデュースいたします。

《神戸、明石、芦屋、西宮、尼崎、加古川、姫路、加西、西脇、兵庫県各地、京阪神各地、お気軽にご相談下さい!!》

10月になりました。今年は、秋の気配が早く来たので、心地よく過ごし良い季節です。
そんなこんなで、実は既に年賀状準備も始めてたりもします。
昨年より早いペースで印刷をかけれるか!? それは、わからないのですがね。

今回は、ようやくココまで進歩してきたかという価値共創の事例をWebサイト(ホームページ)の視点からご紹介します。

生活者とともに議論し、コミュニティ活動を展開するWebサイト(ホームページ)。

価値共創の説明は、以前のブログの記事内でもしておりますので、ご覧ください。
価値共創は、サービスを通じて、企業が生活者(ユーザー顧客)と新しい関係性、継続的な関係の中に価値を見出すことです。

価値を決めるのは、生活者(顧客)側である視点を意識して、企業は、行動をする必要があります。
企業が生活者と相互作用をおこなうことで、生活者がサービスを利用して行動する、消費や購買するなどは、生活者が決める価値の
実現を通して企業の交換価値の実現を目指すことになります。

今回ご紹介するのは、デベロッパーと大学の研究室、設計事務所、賛同する企業との活動の軌跡です。

Tokyoイゴコチ論争

1000

イラストで、表現されていて、やわらかい印象となっています。

Tokyo

イゴコチ論争とは

ボクたちが捜しているのは、
都心ではなく、イゴコチのいい都心です。

「都心でイゴコチ?」
「確かに便利で、おしゃれではあるんだけど」って思いました。

でも、ちょっと、考えてみて欲しいんです。

たとえば、お侍さんの時代からずっと人が住んできた町。
そこには思いがけず縁だって多いし、路地の途中にお宮さんがあったり、
お祭りや地元の行事も大切にしていて、ご近所同士とっても仲がいい。
ほら、なんだかもう、イゴコチ良さそうでしょ。

そしたらそこに、みーんながイゴコチいい思える居場所をつくったり、
「こんなの欲しかった!」と思うような工夫をいーっぱいこらせば、
もっともっと都心のイゴコチがよくなるはず。

そんな議論から、Tokyoイゴコチ論争は始まりました。
みなさんの熱い熱い声で議論がはじまり、あっというまの1年。
これからもみなさんの生の声を聞いて、世界一、イゴコチのいい都心をめざします!
あなたもイゴコチメンバーになって、意見をお聞かせください。

・・・あ、忘れていました!
ボクは「Tokyoイゴコチメンバー」新代表のTOM(トム)です。
イゴコチの話になると、つい熱くなっちゃんだなぁ。

(Webサイトより転載)

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『Tokyoイゴコチ論争』のWebサイト(ホームページ)の運営の目的は、Webサイト(ホームページ)を通して、生活者の声を拾い上げ、マンションとして良い意見を
採り入れ、顧客ニーズにマッチした物件を創りあげようという試みなのです。
まさしく、企業が生活者と共に創り上げる、価値共創を実現した物件となります。

説明のコピーが、よく読むと若干んん??という語尾記載間違いが2カ所ほど発見してしまいました(笑)

Webサイト上(ホームページ上)でのメンバー募集することで、企業側からはイベント情報を発信もしています。
企業サイドからは、生活者の意見や考えをマーケティングとしてデータ活用した上で、生活者の求めている物件のニーズに応え、造ること、さらに発信も出来ることにおいて、大いにメリットがあります。

また、生活者サイドから見ると、自分たちの意見や要望がカタチとなっていくことをじっくりと目にすることが出来ます。
もちろん、意見や要望が採用された場合は、暮らしや住まい、生活スタイルに叶った現実の利便性や居心地とともに、プロジェクトに参加して一緒に物件を造り上げたという誇りも生まれてくるでしょう。
そして、何よりもその物件に共感と愛着が湧きます。

次の項目からは、実際に活動報告の部分をご紹介しましょう。

★ 価値共創は、サービスを通して、企業が生活者(ユーザー顧客)と新しい関係性、
  継続的な関係の中に価値を見出すことです。

生活者の希望のエクスペリエンス(体験)を実現したプロジェクト。

今回のプロジェクトで、実際生活者の意見が採用されたイゴコチの項目は、ナント!!1,000にものぼります。
凄いことだと思いませんか!?
Tomishima Crossのマンションプロジェクトで、実際にイゴコチを採用し、建築の仕様、プランに落とし込んでいます。

その1,000のイゴコチを紹介しているページが下記となります。

1,000のイゴコチ|Tokyoイゴコチ論争

igokochi

デベロッパー主導の考えかただけで進めると、どうしても構造上や設計しやすい、無駄を極力省く、もちろん1番ネックな建築費を極力抑えることを考えてしまいます。
お客様のために、お客様の夢を叶えるようなことを理解していても、想いが全て合致することは、困難です。
特に居心地=エクスペリエンス(体験)視点で考えることは苦手ですし、どちらかというと機能面を優先させてしまいがちです。

『 Tokyo居心地論争』は、体験からの意識を追求している点で、とても興味深いことです。

現在は、プロジェクトが終了してしまっていますが、リアルタイムの意見交換としても、展開されていました。

Weekly論争|Tokyoイゴコチ論争

Weekly

こちらでは、Twitterと同じ140文字の指定がありますが、お題に沿って投稿することで、ほぼリアルタイムに反映されます。
かっこの色分けで、プロジェクトの違いを表現してあります。スライド式に意見がずっと流れる形式になっています。

Webサイト(ホームページ)の利点は、リアルタイム表現が出来ることです。
企業サイドは、SNSを始める際に、特に炎上することを怖がってなるべくリアルタイムであることを避けがちです。
参加しやすい仕組みを提供すること、面白そうと思って貰える提案をしてみることが大切です。
リスク管理は必要ですが、生活者とのコミュニケーションをWebサイト上で展開しようという前向きな姿勢を持つことが
大切でしょう。

★ 企業は、Webサイト上(ホームページ上)で、生活者とのコミュニケーションをはかる運営の姿勢を持ちましょう。

Webサイト(ホームページ)でも多くの反響を得た実績。

『 Tokyoイゴコチ論争』としての成果が、実際のマンションプロジェクトに反映され、完売となっています。

Tokyo1

現在は、プロジェクトが終了していますが、下記の部分で、マンションサイトに誘導してあります。

Tomishima Cross

tomihisa

現時点では、完売してしまっているので、マンション物件の詳細な仕様は拝見出来ませんが、多くの反響があったことがわかります。
資料請求で、約18,000件、来場者数で、約13,000人とあります。
Webサイト(ホームページ)の目的が、反響と集客とすると、重要な役割を担っており、成果を果たしているかと思われます。

こちらのWebサイトの費用対効果は、外部者なので測定は出来ませんが、私たちの過去の経験では、マンション物件のWebサイトは広告費の投入の中でももっとも費用対効果が高いです。

皆さんもWebサイト(ホームページ)の予算を考える際には、Webサイト(ホームページ)の単価だけを見るのではなく、Webサイトの目的や長所を考えてみると良いでしょう。
企業のWebブランディングとして有効なことはもちろんですが、24時間稼働している営業マン、広報隊として考えると
わかりやすいです。

価値共創が、グッドデザイン賞として評価されました。

価値共創の取り組みが、グッドデザイン賞ベスト100を受賞されています。
コミュニケーション活動が、評価されたということでしょう。

【受賞対象名】 オープンディスカッションによる住宅企画 [Tokyoイゴコチ論争]
【事業主体名】 野村不動産株式会社+三井不動産レジデンシャル株式会社+阪急不動産株式会社+積水ハウス株式会社
【分   類】 個人・家庭・住人向けの活動・取り組み

活動報告|Tokyoイゴコチ論争

good

企業が生活者の多くの声を味方にすること、生活者目線を活かして、サービスの実現と向上をはかる、「価値共創」の考えかたは、
これからもますます必要なことでしょう。

★ 価値共創マーケティングは、ブランディングに繋がる。

デザイナーの頭の中 〜気になるブックマーク〜

不定期更新の「デザイナーの頭の中 〜気になるブックマーク〜」です。

今回は、ジーンズブランドの『 Lee 』です。

Lee style book,autumn and winter 2014

lee

mens

インタラクティブな動きが、スタイルブックとして楽しめます。

特にファッション系のWebサイト(ホームページ)は、Webの中でも最新のトレンドを取り入れたりしているので、デザイン的にも要チェックですよ。

おまけ。プロモーションが素敵なインタラクティブサイト。

もうひとつ、リアルタイムで知ったセイコーさんの企画サイトです。

Precious Moment|セイコーウォッチ

Precious-Moment01

日々の忙しさの中、
何気なく気づけなくなってしまっている
大切な人との時間。

それは人生の節目、節目で
限られた時間でもあります。

今日は、あなたとあなたの大切な人との時間
「Precious Moment」について考えてみませんか?

明日からの毎日を、もっと大切にしたくなる
『Precious Moment』

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コピーも素敵です。

時間を自動計算してくれ、それぞれの時の流れと想いをコピーと写真で、ストーリー仕立てで表現してくれるインタラクティブサイトです。
セイコーウォッチさんの商品である「時(とき)」にフォーカスして、表現してある、エクスペリエンス(体験)サイトです。
各コンテンツで展開されているコピーが提案型でどれも素敵ですので、改めて想いを巡らされます。

seiko2

Precious-Moment03

ぜひ、気になるところに入力してみて、それぞれの想いが感じられる素敵なスペシャル時間を体験してみてください。

あなたのビジネスに最適なWebブランディング・Webデザインをお手伝い致します。まずは、現状の課題をお気軽にご相談ください。