ホテルの格調高い「おもてなし」のデザイン展開に学ぶ。

2014/07/12   カテゴリー:ブランディング

みなさん、こんにちは。
神戸のWebブランディング事務所「Six」(シックス)です。
「ブランディング&コミュニケーション」で、経営戦略として資産価値を高めるための
Webサイト制作(ホームページ作成)・Webデザインを企画から運用までトータルにプロデュースいたします。

《神戸、明石、芦屋、西宮、尼崎、加古川、姫路、加西、西脇、兵庫県各地、京阪神各地、お気軽にご相談下さい!!》

7月に入り、大型台風が来たり、梅雨明けもまだまだかな。
オトナたちには、関係ありませんが、子どもたちには、もうすぐ夏休みという楽しい期間が待っています。
子どもさんがいらっしゃる家庭は、お昼ご飯作らないとあかんなど、1カ月半は、頭を悩ませる時期だったりもするようです。
もうひとつ、「夏休みだからどこか遊びに連れて行って!!」など娯楽の企画も楽しみ+お悩みかもしれませんね。

そんな娯楽のひとつ、関西を代表する、日本を代表するテーマパークのひとつである『ユニバーサル・スタジオ・ジャパン|USJ』に
新アトラクションが7月15日にOPENします。
皆さまもご存知ですよね。「ハリーポッター」です。
正式名『ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター™』です。

ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター™

hurry

USJ本体だけでなく、関西経済をググッと押し上げるほどの、かなりの経済波及効果が見込まれていますので、期待しています。
USJ好きのかた、ハリポタファンは、楽しみでしょうね。

関西に住んでいる私たちは、USJに行く時にはあまり関係ないのですが、全国からお越しになるかたや、夏休みに旅行を計画している
皆さまは、宿泊もセットになって来ますよね。
反対に私たちが、旅行に行く際にも宿泊は、必要です。

実際に皆さまもチェックされるであろう、ホテル宿泊の観点から、Webサイト(ホームページ)のブランディングについて考察します。
今回は、全国にたくさんある宿泊施設、ホテルの中で、外資資本が入っている超高級ホテル、由緒ある伝統の老舗ホテル、
個性的な内装やインテリアでオリジナル溢れるデザイナーズホテル、地域に密着した独自展開をされているホテル、
全国展開で革新的な経営を成し遂げているビジネスホテルなど選択肢はたくさんあるのですが、
大阪ということで、『リーガロイヤルホテル(大阪)』さんをご紹介します。

ホテルの非日常感と格調高さを、色、フォントから演出すること。

「リーガロイヤルホテル(大阪)」さんは、大阪中之島にあります。
最近、中之島界隈は、リバーサイドエリアとしてさまざまな施設が増えて来て、以前より行く機会が多くなりました。
隣には、大阪国際会議場があるので、海外のかたも来られる大きなセミナー開催やコンサートなどで行くことがあります。

「リーガロイヤルホテル(大阪)」さんのWebサイトは、コチラです。
ちなみに系列もたくさんありますが、今回は、大阪中之島にある「リーガロイヤルホテル(大阪)」さんをご紹介します。

リーガロイヤルホテル(大阪)

riga

背景は、濃いグリーンと黒、こげ茶で、格調高さを醸し出しています。
グリーンも淡い色だと「癒し」「自然」系の業種に使われることが多いですが、「リーガロイヤルホテル(大阪)」さんのように
深いグリーンだと落ち着きと気品が出て来ます。また緩やかなグラデーションの風合いからも、品質の良さを感じられます。

ロゴもセンター配置です。
通常、ロゴは、左上配置が多いのですが、中央にあることで、差別化となり、最近の流行でもあります。

フォントについてもナビゲーションメニューやコピーは、明朝体により上質さを演出してあります。
またテキスト欄は、読みやすいゴシック体になっています。
フォントの色も他のサイトとは少し違って、背景がグリーンのところは、モスグリーンと白、背景が白地のところは、茶系を使用してありトーン&マナーが整っていて上品です。

ホテルの本分である宿泊ページは、洗練された非日常感、ラグジュアリー感は、写真を見ただけでも一瞬で感じられますね。

宿泊|リーガロイヤルホテル(大阪)

plan

各ページに飛ぶと、ナビゲーションメニューとメイン画像の間に「シェアする」としてソーシャルボタンが隠れています。
実際各ページの下部には、全部ソーシャルボタンがわかりやすく設置してあるのですが、上部はイメージを壊さないために隠してあります。

social

各宿泊ページには、客室ごとの設備なども写真付きで紹介してあります。

ホテルの上品さ、ラグジュアリー感は、Webサイト上での色、フォントの
デザイン表現として、トーン&マナーが整い、トータルに感じられる。

食べものの写真は、どれだけ美味しく見えるかがポイント!

ホテルは、宿泊のほかにもさまざまな楽しみと選択するポイントがあります。
ズバリ「料理」は、大切な選択のひとつです。
特に「モーニング」は、楽しみだったりしますよね。

オールデイダイニング リモネ 朝食

morning1

ココで写真を見てどのくらい美味しそうに見えるかも選ぶポイントになるかと思います。
写真だけでなく、食材のこだわりも紹介してあり、特別感が感じられるのではないでしょうか。

morning2

美味しそうですね。ふわふわ卵とか、ホント、ホテルでこそ味わえる、楽しめる感じがしますよね。

またホテルは、さまざまなフェアやシーズンイベントが展開されます。
季節感のある「食」については、ホテルで味わえるワンランク上の楽しみのひとつです。

夏の清涼フェア

summer

写真により、見た目的にも涼やかに感じ、1度行ってみたい、味わってみたいと生活者の心を捉え、行動のきっかけにもなります。

商品や素材を最大限に魅力的に見せる良い写真を掲載しましょう。
写真の良し悪しで、生活者の行動が変わって来ます。

ホテル運営だからこそ魅力的な上質さを感じるブライダルの特設サイト。

ホテルのもうひとつの顔としてあるのは、ブライダルです。
最近は、ホテルウエディングの需要は減って来ているのかもしれませんが、それでもホテルだからこそ体験出来る、演出出来る
ラグジュアリー感が、たくさんあるブライダル施設とは差別化を生み、そのホテル独自の魅力です。

リーガロイヤルホテルブライダル

wedding

背景がヨーロッパ調の壁紙のような模様と、カラーもブラウン(茶色)のバリエーションで、落ち着きと上品さ、気品、優しさ
を醸し出しています。

wedding1

ナビゲーションメニューのボタンもマウスオーバーしていただくと、色反転とともに、タイトルの上に「ダイヤモンド」が表れます。
この細かな演出、デザインが大変素敵ですよね。
上部の画像でもわかるようにスクリーンショットしていますので、じっくりとご覧ください。

Webサイト(ホームページ)のビジュアルデザインの品質は、見た目的には、本当に全体のトーン&マナーと、細部の丁寧さ、こだわりに宿ります。
Webサイト(ホームページ)を訪問して、一瞬でも、回遊しても、ホテルの上質なこだわりを感じていただけるのではないでしょうか。

Webサイト上(ホームページ上)で、独自の魅力的な世界観を演出し、感じて貰える要素は、
同系色のカラーバリエーションや細部のこだわりから生まれます。

独自のアイデンティティを確立した「リーガロイヤルホテル(大阪)」さんのサービス。

ここでは、Webサイト上(ホームページ上)だけでは、わからない「リーガロイヤルホテル(大阪)」さんの独自のアイデンティティをご紹介します。

インナーブランディングとしても有効で、社内のモチベーションを高めるための冊子がコチラです。
ちなみに冊子内には、「ひと」にスポットをあてた頁がたくさんあり、スタッフの仕事ぶりがコピーと写真ともに紹介してあります。
「ひと」は、財産であり、雑誌とかで紹介されない部署のスタッフの紹介もしてあります。
「ひと」にスポットをあててあることで、自信の仕事に誇りを持ち、さらにホテルに愛着と誇りを感じる、再確認する冊子です。

hotel.

「 Pride of OSAKA 」
大阪が誇れるホテルであり続けること

ーーーーーーーーーーーーーーーー

ホテルプロミスとして、目指すべき指針や想いが綴られています。
新しい「日本初」を、大阪から発信し続けることを心がけておられます。

具体的にホテル初のコンシェルジュサービス、ショッピングアーケード、文化教室、ホテイチブームの先駆けの「メリッサ」が
あります。

グルメブティック メリッサ

melissa0

グルメブティック メリッサは、
「ホテルの味をそのままご家庭に」をコンセプトにした
リーガロイヤルホテル1階に構えるテイクアウトショップ。

(Webサイトより転載)

ーーーーーーーーーーーーーーーー

家庭でも非日常感を味わいたい時、ホームパーティーの時など、贅沢な食事が、デパ地下グルメのように気軽に購入出来る提案を実現
されたのが、「リーガロイヤルホテル(大阪)」さんだったりするのです。
当時は、とても画期的な試みだったそうです。現在は、他のホテルでも当たり前になってきていますね。

他社との差別化である企業独自のアイデンティティは、やはり「○○らしさ」、魅力ある個性となりますので、丁寧に展開しましょう。メリッサのコンテンツもブライダルと同じトーンで、統一してあります。

企業の個性的な魅力を伝えるツール、コンテンツの発信のセレクトを大切にすること。

Webサイト上で、「コンシェルジュ」的発想で運営する。

Webブランディングでは、Webサイト(ホームページ)とともに外部のコンタクトポイントも合わせて運用、コミュニケーションが必要不可欠です。
より生活者目線の運営を考慮すると、方法はいろんなアプローチがありますが、「リーガロイヤルホテル(大阪)」さんだと、外部リンクで観光サイトの紹介になります。

Webサイト(ホームページ)のコンテンツ内で展開出来ない部分でも、施設や事業のサービス内容により関連があったりものも合わせて紹介することは、双方向性として、一緒に効果を高めあうことが出来ます。

ホテルでは、関連施設が紹介されていることで、生活者(お客様)は、独自で探す手間も省けますし、周辺の環境を知ることが
出来ます。1番最初に紹介したUSJにもオフィシャルホテルのリンクが貼ってありますよね。
高級ホテルには、よりきめ細やかな対応と相談する窓口として「コンシェルジュ」が常勤されているように、Webサイト上(ホームページ上)での
「コンシェルジュ」対応のようなものです。

「リーガロイヤルホテル(大阪)」さんは、中之島にありますので、中之島界隈の観光系のサイトがリンクしてあります。
生活者さんは、バナーから飛べば、周辺の情報を手軽に手に入れることが出来ます。

OSAKA INFO 大阪観光情報 ASIAN GATEWAY OSAKA

osaka

大阪の観光情報が、いろんな角度からWebサイト上で手に入ります。
この情報がリンクされていることで、ホテル及び、大阪地域の経済にも良い影響を波及することが可能です。

生活者に役にたつ情報発信を、行動を予測して、Webサイト(ホームページ)と合わせて展開すること。

自分の行動として、Webサイト(ホームページ)をじっくり見つめてみましょう。

ここでひとまず、皆さんも実験として自分ごとに置き換えて、考えてみてください。
Webブランディングとか堅苦しいことは抜きにして、もし自分がホテルに泊まるとしたらどんなことで、判断しますか??
雑誌の情報やランキング、知人の紹介、ネット媒体、ソーシャルメディアの情報などは、ひとまずナシとしてみましょう。
単純にホテルのWebサイト(ホームページ)だけが、判断ポイントとします。

皆さんは、今まで泊まったことないホテルに宿泊する時に、選ぶポイントやいくつかのこだわりとかないでしょうか??
例えば、客室の価格重視かもしれませんし、ホテルの食事、周辺の環境、雰囲気、交通の利便性、女子ならアメニティやホテル併設の
サービス、各個人の趣向や条件にもよりますが、さまざまなことが、他のホテルより選ぶ理由になることでしょう。

ホテルのWebサイト(ホームページ)を訪問した際の印象が大変良く、情報がキチンと得られること、イメージが湧くことで、
宿泊の決定することがあるように思います。
Webサイト上(ホームページ上)での情報のわかりやすさ、操作性なども合わさって来ます。
それは、Webサイト上(ホームページ上)で、ホテルの清潔感や安心感、信頼感、期待感を持って選択しています。

中小企業の方は、ご自身の事業を見つめた時に、どのようなWebサイトなら心地よいか、細部にまでこだわったデザインとはどのような感じなのか、Webサイト上のおもてなしは、どのようなコンテンツを展開したらよいか、信頼感を得られるデザインとは、経営戦略的に展開するWebサイト(ホームページ)に必要なものは何に重点をおく必要があるかなど、いろんな角度から見つめてみましょう。

Webサイト上(ホームページ上)で、トーン&マナーと、細部にまで丁寧なこだわりのデザインで、おもてなしの心を展開しましょう。

あなたのビジネスに最適なWebブランディング・Webデザインをお手伝い致します。まずは、現状の課題をお気軽にご相談ください。